ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その7 自動ロック回避

前回は、 遂にPASS BOX 2.5 を NVR500 に接続し、ファイルサーバとして稼動させることに成功しました。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その6 動いた!

今回は、PASS BOX 2.5 の自動ロックを回避する方法について書きます。

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PASS BOX 2.5の自動ロック機能「オートセーフ機能」

PASS BOX 2.5 には、一定期間アクセスがないとロックされるような自動ロック機構が無いと言うWEBサイト等の説明でしたが、実際に製品を購入し添付資料に目を通すと、このような紙切れが入っていました。

下段のほうに「オートセーフ機能について」と題して、説明があり、10分間アクセスが無いと自動的にロックされるのです。説明には、「ロックされる」とは書いていません、「オートセーフ」と書かれていますが、結局はロックのことです。

この機能は、ファイルサーバとして使う場合は、逆に迷惑な機能です。ロック解除する手段は、物理的に PASS BOX 2.5 のキーボードからパスワードを入力するしかないわけで、ロックされる度にパスワードを入力する羽目になります。これでは、誰か一人ファイルサーバの横に張り付けなければなりません。

NVR500 に cron は無いのか

10分間アクセスがないとロックされるので、10以内に何かしらのアクセスがあればいいわけです。それを人間にやらせるのは、 無理な話なので、ここは賢い NVR500 に頼らなければなりません。UNIX や Linux ならすぐに cron でなんとかしようと頭に浮かびます。ところが NVR500 には cron はありません。似たような機能は無いか、コマンドリファレンスを調べてみると、それらしきものを「31.1 スケジュールの設定」のところで見つけました。 “schedule” と言うのコマンドです。詳しくは、コマンドリファレンスを見てもらうとして、簡単に説明するとこんな感じです。

schedule at id [date] time * command

at: “schedule at” で一つのコマンドと考えてください。省略不可。
id: スケジュール番号
date:月/日   省略時は */* とみなす
time:hh:mm[:ss] 時(0..23 または *) 分(0..59 または *) 秒(0..59)秒は省略可

これは使えそうです。mm のところを cron みたいにカンマ区切りで羅列できれば尚可ですね。だめでも、この “schedule at” を複数書いてやればなんとかなりますね。

ファイルサーバにアクセスするコマンドは無いのか

cron 相当の ”schedule at” は見つけたので、次は、ファイルサーバにアクセスするコマンドを探します。それらしきコマンドとして、見つけたのは、

external-memory batch filename batchfile [logfile]

と言うものでした。書かれている章/項のタイトルは「34.14 バッチファイルと実行結果ファイルの設定」と言うところです。”external-memory batch” で1つのコマンドと考えてください。引数は、2つで、”batchfile” と “[logfile]” です。”[logfile]” は、”[]” で囲われているので、省略可能です。

では、”batchfile” はどのようなバッチファイルなんでしょうか。マニュアルには正直言って何も書かれていません。DOS のバッチファイルなのか、NVR500 専用の文法のスクリプトなのか、何も説明がありません。前者の DOS ってことはまずないでしょうから、後者の方だとここは判断します。ただし、文法が特殊かもしれませんが、やりたいことにはループだの条件分岐は不要なので、ただ単に NVR500 のコマンドを実行して、その結果のログをファイルサーバに書き込んでくれればいいだけです。よって、敷居は低いと勝手に思い込んで話を進めます。

NVR500 用バッチファイルを作る

簡単そうな NVR500 のコマンドを探します。構築中に何度も使ったコマンドとして、”ping” がありました。これを使うことにします。時間をかけて他のコマンドを探す理由もありませんし。

バッチの中身はいたって簡単です。ファイル名は、”ping.bat” です。これを、ご自分のPC上でまずは作成してください。内容は、カスタマイズしてください。

# 拠点Aルータ疎通
ping -c 2 192.168.0.1

# 拠点Bルータ疎通
ping -c 2 192.168.2.1

2拠点とも共通のバッチとして使えるように、両拠点のルータにそれぞれ “ping” を打つようにしました。

これを、ファイルサーバの “¥local” の下にコピーします。これでバッチは完成です。

NVR500 用バッチファイルを登録

続いて、作成したバッチを登録します。”external-memory batch filename” を見つけた項のタイトルは「34.14 バッチファイルと実行結果ファイルの設定」でした。バッチを実行するとはどこにも書いてありません。この “external-memory batch filename” は登録(設定)するだけで実行はしてくれません。実行は後述しますが、また別のコマンドです。

登録するには、ssh 等で NVR500 に入って CLI で作業をするか、WEBの管理画面の [トップ] > [詳細設定と情報] > [コマンドの実行] で次のコマンドを入力します。

external-memory batch filename usb1:/local/ping.bat ping.log

ssh で登録した場合は、”save” コマンドもお忘れなく。

ちゃんと登録できたか確認するには、 管理画面の[トップ] > [詳細設定と情報] > [本製品の全設定(config)のレポート作成] で確認できます。

本当に登録できたか、疑い深い方は、一度 NVR500 の電源を OFF/ON してから[トップ] > [詳細設定と情報] > [本製品の全設定(config)のレポート作成] を確認してください。save を忘れると、OFF/ON で消えているはずです。

バッチファイルのパスは、”usb1:/local/ping.bat” となります。先頭で、外部メモリの位置 “usb1” を指定し、DOS/Windows のフォルダ区切りである “¥” は使わず、UNIX/Linux のディレクリ区切り “/” を使って記述します。

最後の “ping.log” は必ず指定してください。ここのバッチファイルの実行結果を格納します。ここはフルパスで書かなくて良いようです。作成される場所は、バッチファイルと同じフォルダです。つまり、”usb1:/local” の下に作成されます。

私が「必ず指定してください」と言ったのには理由があります。ファイルサーバへのアクセスと言う観点では、バッチファイル自体がファイルサーバに入っているので、実行する度にバッチファイルをリードすると思われるでしょうが、たぶんそれは間違いです。NVR500 には、外部メモリ用にキャッシュメモリを割り当てられるので、このバッチファイルは、運が良ければキャッシュに載って、HDD までアクセスがいかないことが想定されます。夜間などは、間違いなくキャッシュに載ります。

一方、ログファイルの方は、NVR500 のデフォルトのキャッシュ動作では、ライトスルーで動作し、書き込みが発生する度に HDD にアクセスします。よって、PASS BOX 2.5 の自動ロックタイマーの10分のカウントダウンが、ログファイルの書き込みでリセットされることになります。

バッチファイルの動作試験

バッチの登録までは終わりました。これだけではバッチは動かないことは、前述しました。実際に動作させて、ログファイルが出来るか確認します。先ほど同様にコマンドを実行します。

execute batch

これだけです。実行結果は画面には出てきません。ファイルサーバ上にログファイル “¥local¥ping.log” が作成されていれば成功です。

バッチのスケジューリング

出来上がったバッチを定期的に実行するようにスケジューリングします。「31.1 スケジュールの設定」のところで見つけました。 “schedule” を使うんでしたね。

schedule at id [date] time * command

at: “schedule at” で一つのコマンドと考えてください。省略不可。
id: スケジュール番号
date:月/日   省略時は */* とみなす
time:hh:mm[:ss] 時(0..23 または *) 分(0..59 または *) 秒(0..59)秒は省略可

id
NVR500 の中でユニークである必要があります。既に別のスケジューリングが登録されているかもしれません。 管理画面の[トップ] > [詳細設定と情報] > [本製品の全設定(config)のレポート作成]  を辿って、出てきた画面の中の、”# Schedule configuration” を探してください。そこに既存のスケジュールがあれば出てきます。そして使われている “id” も出てくるはずです。使われている番号の最大+1を今回使います。

date
毎月/毎日実行するので、ここは “*/*” を指定します。

time
毎時、10分未満の間隔で起動させます。秒は省略します。
cron ライクに記述するなら “*:0,6,12,18,24,30,36,42,48,54″ になります。8 とか、9 の倍数でも良いですが、最後が一定間隔にならないので、6 の倍数にしています。一定間隔にならないことを特に気にしないのであれば、”*:0,9,18,27,36,45,54″ でも大丈夫です。このカンマ羅列が通用するのかはマニュアルに書かれていません。試してダメなら、スケジュールを”id” を変えて複数登録するまでですが、とにかく試してみましょう。

time の後ろの “*” は何の意味か不明ですが、必須のようです。

”command” には、”ping.bat” を指定したくなりますが、それは不正解です。ここには、”execute batch” を指定します。

まとめると、登録するスケジュールコマンドは、次のようになります。

schedule at 2 */* *:0,6,12,18,24,30,36,42,48,54 * execute batch

登録は、ssh 等で NVR500 に入って CLI で作業をするか、WEBの管理画面の [トップ] > [詳細設定と情報] > [コマンドの実行] で次のコマンドを入力します。これも、既に説明したとおりです。save もお忘れなく。また、登録したら、必ず登録出来たか確認もしてください。

最終動作確認

すべての準備が整いました。あとは、最終的な動作確認です。動作確認は、先に出てきたようにファイルサーバ上のログファイルを見てみます。エクスプローラーで黙って見ていても、ログファイルは更新されないので、適当な時間間隔でマウスの右クリックでメニューを出して、「最新の情報に更新」を実行してください。そして、ログファイルの更新日時が、スケジュールとおりに変わっていたら成功です。

どうでしょうか。みなさんの環境ではうまく行きましたか?  私のところでは、分のカンマ羅列もちゃんと動いてくれました。

これで無事ファイルサーバとして本格運用に入れます。

次回は、2拠点間でファイルサーバの同期をさせる方法について書きます。お楽しみに。

 

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ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その6 動いた!

前回は、 PASS BOX 2.5 を 新しい高級? USB電源補助ケーブルを使って NVR500 に接続したら、やっぱり外部メモリ性能テストが通りませんでした。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その5 ニューUSB電源補助ケーブル

今回は、外部メモリ性能テストをすっ飛ばして、ファイル共有の設定を行ってみます。

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NVR500 + USB電源補助ケーブル + PASS BOX 2.5 構成

機器の接続構成をまとめると、下記の図のようになります。

実際の接続では、こんな感じです。

接続する順は特に決まりはないと思いますが、「電源は最後に入れる」と言うことを念頭にすると以下の順序です。

  1. PASS BOX 2.5 に USBケーブルを接続
  2. NVR500 に USBケーブルを接続
  3. USB ACアダプタに USBケーブルを接続

3番で PASS BOX 2.5 に通電されることになります。

NVR500 のファイルサーバ設定

続いて、NVR500 のWEB 管理画面に入ります。この管理画面ですべて操作することになります。操作の流れはこのようになります。

  1. 外部メディアを使用可能にする

  2. ファイル共有を有効にする

  3. ユーザ登録

  4. ロック解除

  5. ストレージの認証設定

  6. アクセステスト

4のロック解除について重要なお知らせがあります。

PASS BOX 2.5 には、一定期間アクセスがないとロックされるような自動ロック機構が無いと言う話だったのですが、製品に「お詫びと訂正」と言う紙切れが入っていて、その中に関連した記述がありました。

下段のほうです。「オートセーフ機能について」と題して、説明があり、10分間アクセスが無いと自動的にロックされるのです。説明には、「ロックされる」とは書いていません、「オートセーフ」と書かれていますが、結局はロックのことです。

なんだあるじゃん、いい機能が。と思ったのですが、これがまずいんです。NVR500 に接続して、アクセスが無ければロックされてしまい、それ以降ファイルサーバとして機能しなくなります。逆に困ってしまいます。この対策については、既に作戦を練ってありますので、後日紹介します。

話を元に戻して、オートセーフ機能が働くので、ロック解除してから、ファイルサーバの設定完了まで、10分以内に行う必要があります。やってやれないことはありませんが、手際良く進める必要があります。事前にやることをある程度頭の中に入れておいたほうがいいと思います。

1 外部メディアを使用可能にする

[トップ] > [詳細設定と情報] の中の「外部デバイスの設定」の「実行」ボタンをクリックします。

一番上の「外部デバイスの設定」で「USBポート1」が「使用する」になっていることを確認してください。なっていなければ、「使用する」にしてください。

次の段の「外部デバイスの動作テスト」は間違っても実行しないでください。PASS BOX 2.5 のパスワードは吹っ飛びます。

「外部メモリのファイルアクセス高速化の設定」は、キャッシュメモの割り当てサイズを 1~5MB の範囲で指定します。とりあえずデフォルトの 1MB でいいと思います。サイズを変えて、性能測定したことはありませんが、私の会社でも使い方では、それほど性能にシビアではないので、このまま 1MB で使っています。

設定が終わったら、一番下の「設定の確定」ボタンをクリックし、設定内容を反映させます。

2 ファイル共有を有効にする

ファイル共有=ファイルサーバ  のことです。

[トップ] > [詳細設定と情報] の中「ファイル共有/同期の設定」の実行をクリックします。

 

「ファイル共有/同期の設定」画面に切り替わったら、「基本の設定」の「ストレージ・インターフェース」を「USBポート1」にします。

3 ユーザ登録

「アクセス権の設定」の「ユーザの設定」の「設定」をクリックします。次の画面で、ファイルサーバの認証用のユーザを登録します。

必要人数分登録してください。

4 ロック解除

PASS BOX 2.5 のロック解除前は、NVR500 からデバイスとして認識できていないので、[トップ] > [詳細設定と情報] > [ファイル共有/同期の設定] の画面では、「ストレージが接続されていません」と表示されます。

PASS BOX 2.5 にパスワードを入力し、ロックを解除します。そうすると、NVR500 のブザーが鳴動し、デバイスとして認識されます。その後、この画面を読み込み直すと、「ストレージが未認証です」と表示されます。

これは、次のステップに出てきますが、NVR500 ではストレージにパスワードを設定することになっており、このパスワードが設定されていないとこのような表示になります。

5 ストレージの認証設定

前の画面にある、「ストレージをファイル共有機能で利用できるようにする」の「実行」をクリックします。

次の画面に切り替わったら、ストレージにパスワードを設定し、「実行」をクリックします。

成功すると、「ファイル共有機能を初期化しました」と画面に出ます。この時点で、USB HDD の中には、¥local、¥system、¥sync と言う3つのフォルダが作成されます。

ここから「戻る」をクリックすると、前画面に戻ります。画面には、「ファイル共有が稼働中です」と表示され、とうとうファイルサーバとして NVR500 が稼働し始めたことが分かります。

6 アクセステスト

実際に WindowsPC からアクセスしてみます。”¥¥NVR500のIPアドレス” をエクスプローラーのアドレスバーに入れます。すると、ユーザ名とパスワードを聞いてくるので、「3 ユーザ登録」で登録したユーザ名とパスワードを入力します。うまく行けば、下のような画面が出て、¥local、¥system、¥sync が見えるはずです。

¥local、¥system、¥sync のそれぞれの用途は、NVR500 の説明書に書いてありますが、ファイルサーバとして使うのは、¥local です。

¥system は、マニュアルには次のように書かれています。

  • 用途:本製品が使用するシステムファイルの保存先となります。また、コマンドによる制御の際に出力先指定パラメータに絶対パスが指定されていない場合に、保存先として使用されます。
  • 初期アクセス権:本製品の管理者のみがフルアクセス可能です。

ユーザ名:rtadmin、パスワードは「5 ストレージの認証設定」で設定したストレージのパスワードでアクセス可能です。

¥sync は、マニュアルには次のように書かれています。

  • 用途: ファイル同期(180ページ)用の共有フォルダーとして使用されます。
  • 初期アクセス権:すべてのユーザーがフルアクセス可能です。

これは、このあと試験する予定の2拠点間でファイルサーバの同期をし、簡易リプリケーションとして使う予定の機能です。データの冗長性を持たせるために設定します。

どうでしたでしょうか、紆余曲折ありましたが、無事 NVR500 がファイルサーバになりました。

次回は、10分の自動ロック解除を回避する方法について書きます。お楽しみに。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その7 自動ロック回避

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USB Type A コネクタの電流カット

USB 電源補助ケーブル Y字ケーブル

USBのバスパワー不足のときに、足りない電源を補助してくれるケーブルが、USB 電源補助ケーブルです。別名、Y字ケーブルとも呼ばれています。どんなものと言うと、↓↓↓ こんな形です見てください。

右側が、USB 電源補助ケーブルです。これは例として載せていますが、片側は、USB3.0 MicroB(右から3番目) のコネクタで、反対側が、USB3,0 TypeA のコネクタで、こちら側がY字に分岐していて、もう一つ TypeA のコネクタが付いています。この例題のケーブルの用途は、USB3.0 の HDDを接続するために私は使っています。この手のケーブルは、長さやメーカー違いで多種多用のものがありますが、1本246円で購入したケーブルは、見事に粗悪品で使い物になりませんでした。ご注意ください。安かろう/悪かろうってこのことです。上の写真は粗悪品のものです。

↓↓↓ これは大丈夫なケーブルでした。

電源補助は、0A にならない。

電源補助とは言っても、やっぱり電流は流れるようです。電流を取られる側(ホスト側)の機器によっては、大きな電流が流れるとその機器を自動的に切り離すものがあります。下の写真は、その例で、あるルータです。

Y字のもう一つのコネクタには、USB 電源をつないで、しっかり電流を供給しているのですが、ホスト側からも電流が流れてしまいます。

電流 0A のケーブルに改造

ここからは、自己責任と言うやつでお願いします。

USBのコネクタは、4本のピンがあります。そのうち2本は通信。1本は接地。残る1本が+5Vです。

この+5Vを取っ払ってやれば 0A になるんじゃないか?

やってみました。下の写真の赤枠で囲ったピンをどうにか取っ払います。

このピンを取っ払うにはピンの一番手前に無いか細い硬いものを入れてピンを起こしてやります。

私はケガキ針を使いました。写真の上のものです。精密ドライバーのマイナスの小さなやつでもいいかもしれませんが、ドライバーが曲がってしまうかもしれませんので、ご注意を。

ケガキ針でピンを起こしたらこんな感じになります。

右端のピンが起き上がっているのが分かりますか?

ここまできたらほぼ成功です。このピンをケガキ針で左右に振ること20回程度で折れました。

右端のピンが折れて、無くなっています。折れた残骸は、右下に写っています。

これで、ホスト側の消費電流が 0A になります。もしならなければ、奥の方にピンの残骸が残っている可能性があります。

ピンの残骸が残っている状態では、ホスト側や機器側に思わぬ故障を引き起こす可能性もあるので、ピンを折った後は、よ~~く、コネクタの内部を見て、折れ残りやピンの残骸が無いことを確認してください。

 

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その4 USB電源補助ケーブル

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ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その5 ニューUSB電源補助ケーブル

前回は、 PASS BOX 2.5 を USB電源補助ケーブルを使って NVR500 に接続したところ、ケーブルの不良で接続できませんでした。

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今回は、別の新しい USB電源補助ケーブルを用意したので、これで試してみます。

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USB 電源補助ケーブル

ニューUSB 電源補助ケーブルに入る前にけーブルのおさらいです。下の写真の左が PASS BOX 2.5 に添付されてくる USBケーブルです。右が、前回購入したダメダメUSB 電源補助ケーブルです。

そして今回新たに購入したのが、このニューUSB 電源補助ケーブルです。

金メッキのコネクタでいかにも高級感が漂っています。フランス製か?  いやいやそんなことはない、メイドインチャイナです。でも価格は、ダメダメUSB 電源補助ケーブルの3倍以上の高級品?です。

NVR500 に接続する前に PC に接続できるか

前回の同じ轍を踏まぬように、今回まずはケーブルの品質確認から行います。そのためには、PCに PASS BOX 2.5 とともに接続してみます。

  • デバイスマネージャでデバイス認識:OK
  • ディスクフォーマッタでFAT32フォーマット:OK
  • OSからドライブとして見えるか:OK

どれも問題なくクリアです。品質は問題なしです。今回は行けそうな気が95%くらいします。

NVR500に接続してみる

今回も、USBの電圧/電流計を付けて接続してみます。

ブロック図で表すとこのようになります。

接続して数秒後、パワー/アクセスLED が緑点滅から点灯に変わりました。問題ありません。

でも、でも、USBの電流を見ると300mA です。これではやはりだめなんでしょうか。

PASS BOX 2.5 のパスワードを入力し、接続可能状態にします。NVR500 がデバイスを認識したようで、一瞬ブザーが鳴り USB1 の LEDも点灯しています。ここまではOKです。

次は、NVR500 から外部メモリの性能テストです。メモリテストと言っても本当のメモリと言うことじゃなく、外部記憶装置と言う意味です。

これを実行すると、USB1 の LED がすぐに消灯してしまいます。失敗です。

PASS BOX 2.5 側のパワー/アクセスLEDも消灯し、ロック解除LEDも消灯、ロックLEDが点灯してしまいました。完全にアウトです。

その後20~30秒ほどで、PASS BOX 2.5 側のパワー/アクセスLEDが6~8回点滅後点灯ました。

外部メモリの性能テスト1分半ほどで、タイムアウトで終了しました。

本当にダメそうです。

この時の NVR500 のログをみると、次のような記録がありました。

17:39:40: [USB_HOST] The default data is used because there is no suited identification data.
17:39:40: [USB_HOST] device attached to Port1: vendor=0x13fd <Initio>, product=0x3740 <INIC-3607E>
17:39:41: [USB_HOST] USB storage device is attached to Port1
17:39:41: [USB_HOST] Success to build of cache("usb1:/")
17:39:41: [ONFS] Storage was mounted
17:39:41: [ONFS] Storage authentication failed
17:39:49: [USB_HOST] device detached from Port1: vendor=0x13fd <Initio>, product=0x3740 <INIC-3607E>

原因はよくわかりませんが、だめそうです。

IO-DATA の USB HDD のメモリの性能テストはどうなのか

ここで諦めては、シニア IT 技術者の恥です。比較として正常に使える IO-DATA の USB HDD のメモリテストを実行してみます。

接続替えを実施し、外部メモリの性能テストを実行!

実行すると、USB1 の LED がすぐに消灯してしまいます。PASS BOX 2.5 の時と同じです。どうしてでしょう?

考えること30分。一休さんの頓智よりも時間がかかりましたが、NVR500 の外部メモリの設定の中に、キャッシュの設定があります。これが関係していると推測しています。一度切り離して、キャッシュをクリアにした状態でメモリテストを行うことで、より正確な性能値を得ようということだと思います。

PASS BOX 2.5 では、一度切り離されしまうとパスワードを入力しないとアクセスできないので、この外部メモリの性能テストは通過不可能です。また、これを実行すると、なぜかパスワードも消えてまいます。

マニュアルには、外部ストレージを利用する場合は、利用できるかどうか、この外部メモリの性能テストを実行するように書かれていますが、これは必須なのだろうかと言う疑問が湧いてきました。

これをすっ飛ばしてやったらどうなるのだろうか。次回は、外部メモリの性能テストをすっ飛ばして、ファイル共有の設定を行ってみます。

その前に、このケーブルも 電流カット改造しました。

USB Type A コネクタの電流カット

ついにファイルサーバとして動いてくれるのか。次回をお楽しみに。

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ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その4 USB電源補助ケーブル

前回は、 PASS BOX 2.5 を NVR500 に接続たところ、電流オーバが原因なんか、接続できませんでした。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その3 USBHDDが接続できない

今回は、USB ケーブルを PASS BOX 2.5 付属のものから、USB 電源補助ケーブル に変更して試してみます。

 

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USB 電源補助ケーブル

USB 電源補助ケーブルは、どんなものか。まず形を見てください。

左が、PASS BOX 2.5 に添付されてくる標準の USBケーブルです。右が今回入手した激安 USB 電源補助ケーブルです。違いは、長さと、USB3.0 TYPE Aのコネクタ(写真の右端)が Y字に分岐しています。分岐された右から2番目のコネクタが電源を補助するためのコネクタです。このコネクタは、通信には使われません。USB の電源のみ通します。バスパワーが不足する場合など用いられるケーブルです。これを今回激安の2本で492円で入手しました。

NVR500に接続してみる

今回も、USBの電圧/電流計を付けて接続してみます。実際に接続した写真はこのような感じです。

ブロック図で表すと、このような感じです。

USB HDDは前々回の記事で書いたとおり FAT32 でフォーマット済みです。

前回、標準添付のUSBケーブルでは。パワー/アクセスLED が緑点滅から点灯に変わりませんでしたが、今回は緑点灯になりました。

でも、でも、USBの電流を見ると 300mA 前後を行ったり来たりです。これではやはりだめなんでしょうか。

PASS BOX 2.5 のパスワードを入力し、接続可能状態にします。NVR500 がデバイスを認識したようで、一瞬ブザーが鳴り、USB1 の LED も点灯しますが、すぐに USB1 の LED が消灯してしまいます。

もう一度トライしようとすると、今度は、PASS BOX 2.5 のパスワードが通過できません。PASS BOX 2.5 を初期化して、再度パスワードを設定し、NVR500 に接続するも、事象は同じです。

PASS BOX 2.5 のマニュアルを見ると、パスワードを初期化したらデータも消え、初期化が必要と書いてあります。フォーマットが必要と言うことです。

PCに接続して、パスワードをリセットし、フォーマットしようとしたところ、どうも動きがおかしいのです。PC側でデバイスの認識が遅かったり、デバイスが認識できなかったりします。デバイスが認識できないと、I-O DATA ハードディスクフォーマッタを起動してもエラーになります。

また、デバイスがなんとか認識できて、フォーマッタが起動しても、フォーマット途中でエラーが出ます。

あれ? HDD壊してしまったかな?

もしやと思い、USBケーブルを PASS BOX 2.5 標準添付のものに変えてみると、何事もなかったかのようにフォーマットできます。

USB 電源補助ケーブルは、2本購入していますが、2本とも同じ事象が発生します。

これば ババ つかまされたと言うことでしょう。まぁ、激安なのでクレーム入れる気にもならず、このままゴミ箱行きです。

電流 0A のケーブルに改造

ちょっとまった、どうせ捨てるならと思い、ケーブルを改造してみます。USBのコネクタは、4本のピンがあります。そのうち2本は通信。1本は接地。残る1本が+5Vです。この+5Vを取っ払ってやれば 0A になるんじゃないか?

やってみました。どうせ捨てるんですから。

2本のケーブルのうち、1本のみ改造します。良い子のみなさんはマネしないでください。写真の左側が改造前、右が改造後です。

USB コネクタの +5V を折って改造する話は、↓↓↓ こちらに詳しく載せていいます。

USB Type A コネクタの電流カット

このケーブルを使い、NVR500 に接続したところ、見事 USB の電流は 0A になりました。でも結局、認識されず。

PCに接続してもエラーの連発です。やっぱりダメなものはダメと言うことです。

ちなみにこのダメだった  USB 電源補助ケーブルは、〇〇ゾンで購入したものです。安物買いの銭失いとはこのことですね。

今回は、ここまでです。次回は、「ニュー USB 電源補助ケーブル」 についてお伝えします。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その5 ニューUSB電源補助ケーブル

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ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その2 FAT32フォーマット

前回書いた「ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに」では、NVR500 の仕様と、やりたいことの両法の観点から HDD と USB HDDケースを選定しました。今回は、それらの商品が届いたのでその続きを書きます。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その2 FAT32フォーマット

届いた商品はこちらです。それぞれ2個づつ購入しています。

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USB HDD ケース PASS BOX 2.5 にパスワードを設定

早速、HDD と USB HDDケース PASS BOX 2.5 を組み立てまます。組み立ては3分もあれば完了します。

これを、付属のUSB ケーブルで PC に接続します。付属ケーブルは結構短いです。コネクタの金属部分も含めて32cmです。

PASS BOX 2.5 と PC を接続

接続したら、USBのバスパワーで電源が入ります。説明書には、「パワー/アクセスLED(緑色)が5回点滅し」と書かれていますが、6~8回点滅します。

PASS BOX 2.5は、左から順に4つのLEDが並んでいます。

  1. パワー/アクセスLED
  2. 設定LED
  3. ロック解除LED
  4. ロックLED

その後、パワー/アクセスLED が緑点灯し、ロックLED も赤点灯します。この時点では、まだ PC からはデバイスとして認識されません。デバイスマネージャで見ても、エクスプローラーでデバイスとドライブを見ても、まだ出てきません。

PASS BOX 2.5 のパスワードを設定

PASS BOX 2.5 のパスワード設定は、この状態ではできません。一度USB ケーブルを抜いて、PASS BOX 2.5 の電源を切ります。

PASS BOX 2.5 のテンキーの1と3を同時に押します。その状態のまま、USB ケーブルを再び PC に接続します。

USBのバスパワーで電源が入りパワー/アクセスLED(緑色)が、6~8回点滅します。パワー/アクセスLED が緑点灯し、ロックLED も赤点灯したら、テンキーの1と3を離します。

テンキーの C キーを5~10 秒程度押し続けます。そうすると、設定LEDが青点灯します。下の写真ではちょっと識別しにくいですが、左から「緑点灯 青点灯 消灯 赤点灯」の状態になります。これで、パスワード設定を受け付ける状態になりました。

どこぞのユーザ登録と違い、パスワードを2回入れてチェックしたりはしません。一発勝負です。と言っても、ここで間違ってももう一回設定すればいいだけです。

説明書とおりに、パスワードを設定します。説明書には、「お詫びと訂正」と言う別紙があり、ここにパスワードの設定時の注意事項が書かれています。

これを見落とすと、何度パスワードを設定しても失敗します。注意してください。

パスワードを設定したら、そのまま続けてパスワードを入力し、ロックを解除します。LEDは左から「緑点灯 消灯 オレンジ点灯 消灯」の状態になります。

パスワード設定は、説明書とおりです。そうすると、PC側でデバイスを認識します。デバイスマネージャでどのようなデバイス名で認識されたか確認します。

「Initio INIC-3607E」と言うデバイス名です。その下のデバイスは、PCの標準で付いている内蔵ディスクの名前です。区別がつかないようであれば、一度 PASS BOX 2.5 を抜いてみてください。どちらかのデバイス名が消えます。消えた方が、PASS BOX 2.5 です。

USB HDD をFAT32 でフォーマット

続いて、I-O DATA ハードディスクフォーマッタで FAT32 でフォーマットします。

USB HDD をPCが認識しないと、このフォーマッタも正常に起動しません。

PCで認識できない場合は、PASS BOX 2.5のLEDを確認し、ロックが解除されているかをまず見てください。次に、デバイスマネージャや、エクスプローラーで確認してください。

正しく認識されていると、次の画面になります。

認識されているデバイスが、デバイスマネージャで確認したデバイス名と同じであることを確認してください。画面の下段には、「選んだハードディスクのアクセスランプが点灯、点滅します」と書かれていて、右側に赤い LED の絵があります。PASS BOX 2.5 の場合は、左端のパワー/アクセスLED が緑色で点滅します。

確認したら、「次へ」をクリックします。

フォーマット形式は、FAT32 を選んでください。NTFS ではないの?  FAT32です。理由は前回の記事を参照してください。パーティション形式は、MBR を選択します。確認したら、「次へ」をクリックします。

確認画面が出てくるので、「はい」をクリックします。

さらに、注意事項に同意しろときいてくるので、確認したら、「次へ」をクリックします。これでもまだフォーマットは始まりません。

この画面が最終確認です。設定内容を確認したら、「実行」をクリックします。ようやくフォーマットが始まります。

フォーマット途中で、エクスプローラーの画面で確認すると、ディスクがフォーマット完了前に現れてきます。

フォーマットは、1分くらいで終わります。

 

フォーマットが完了すると、エクスプローラーでもデバイスが正しく表示されるようになります。

このあとは、このディスクに対して、PCから読み書きが可能になります。

今回は、ここまでです。次回は、こディスクを NVR500 に接続します。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その3 USBHDDが接続できない

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ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その3 USBHDDが接続できない

前回は、HDD と USB HDDケース PASS BOX 2.5 を組み立て、PCに接続し、FAT32でフォーマットしたところまで書きました。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その2 FAT32フォーマット

今回は、これらを NVR500 に接続します。

 

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USB HDD ケース PASS BOX 2.5 を NVR500 に接続

FAT32 でフォーマット済みの HDD と USB HDDケース PASS BOX 2.5 を NVR500 に接続します。

接続するのは、NVR500 の USB1 に接続します。USB2 でも構いません。

NVR500 の USB の仕様が 500mA までなのか、250mA なのかはっきりしないので、電流計を付けてみました。見てみると 300mA も使っています。

そもそも、パワー/アクセスLED が緑点滅から点灯に変わりません。写真で言うと、右端のLEDです。これが緑点灯にならないと、パスワードを受け付けません。

う~ん、ダメかな。原因は...やっぱり消費電流だろうか。もう一度マニュアルを読み直してみると、「USB接続のハードディスクドライブは、外部AC電
源で動作する製品である必要があります(バスパワーで動作する製品は使用できません)。」と言う一文を発見。アウトです。

付属のUSB ケーブルでではだめだと言うことです。

電流 0A であれば接続可能か

元々、この HDD と PASS BOX 2.5 購入前は、旧式の IO-DATA の USB HDD を接続して使ってみました。特に問題なく使えました。

この USB-HDD は、バスパワーじゃなく、自前の電源を持っています。 IO-DATA の USB HDD を NVR500 に接続したときは、USB の電流はどうなんだろうと思い、測ってみるとご覧のとおり、見事 0A。消費電流がやはり原因として濃厚になってきました。

USB 電源補助ケーブルを探す

PASS BOX 2.5 にオプションとして電源などはありません。電源のコネクタもありません。そういうときには、USB 電源補助ケーブルが使えるだろうと思い、探してみました。何点か見つけて、コスト優先で選択し、1本 246円(税・送料込)、2本て492円に決定です。早々、〇〇zonでオーダーしました。

 

今回は、ここまでです。次回は、USB 電源補助ケーブルが届き次第続報をお伝えします。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その4 USB電源補助ケーブル

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ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに

ファイルサーバを2拠点で共有する ・・・ルータを越えて

「ファイルサーバを2拠点で共有する  ルータを越えて」では拠点間のファイルサーバを共用することに成功しました。今回は、NVR500 に USB HDD を接続してファイルサーバにしてみます。


NTTフレッツ光

ヤマハのルータ NVR500 をファイルサーバにするメリット

ファイルサーバの共用ができたから、わざわざ NVR500 をファイルサーバに仕立てるひつようはないんじゃない?  って突っ込みですよね。NVR500 をファイルサーバにするメリットが実はあったんです。製品の特長を書いたページの下の方に「ファイル共有 / 同期」と言う説明があり、こう書かれています。「NVR500に接続された外部メモリ間で同期(ミラーリング)をすることもでき...」つまり、拠点間でファイルの同期が可能になるわけです。使い方としては、ファイルの同期機能を使って、物理的に離れた拠点に自動バックアップをほぼリアルタイムで取れることになります。それも、NGN網で VPN 接続しているわけですから超高速に同期できるのです。これが Internet 経由であれば、制限がかかり上りが xMbps だの、下りが yyMbps になるわけですが、1Gbps に近い速度で同期可能です。ただし、I/F が USB 2.0 なのでそこがボトルネックになってしまうかもしれません。USB 3.0 だったらな~。

さて、NVR500 なんですが、これに接続可能な USB HDD には条件があります。この条件を確認せずに接続すると痛い目にあるので注意してください。痛い目って言うのは、動かないってことです。

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それでは、その条件を確認しましょう。

  1. インターフェースは、USB 2.0 Type A です
  2. 供給可能電流は、500mA です
  3. ファイルシステムは、FAT16 または FAT32 です
  4. HDD 容量上限は、FAT32 の場合 2TB です

1 インターフェースは、USB 2.0 Type A

コネクタは、USB 2.0 Type A です。普通に PC にあるコネクタ形状ですね。最新の USB 3.1 とかではないです。USB 3.0 でも接続可能ですが、動作モードは USB 2.0 の速度になります。

2 供給可能電流は、500mA

説明書には書かれていますが、USB HDD を接続する場合は、500mA 以下の消費電流でも動作しません。実験で確認済みです。また、YAMAHAのサイトには、外部メモリ接続時の注意事項として、「消費電流が250mA以下のバスパワー供給のみで動作するフラッシュメモリであること」と言う記述もあります。どっちが正しいかはYAMAHAさんに確認してください。私は問い合わせしていませんが、実験では、300mAの USB HDD でNGだったので、WEBの記載のほうが正しいのかもしれません。

3 ファイルシステムは、FAT16 または FAT32 です

I/F 同様に、ちょっと古い規格です。せめて NTFS にしてほしいところですが、FAT32 止まりです。しかも、FAT32 でHDD をフォーマットするには、Windows10 の標準機能ではできないし、もちろん NVR500 単体でもフォーマットはできません。I-O DATA ハードディスクフォーマッタにお世話になるしかありません。I-O DATA の HDD を幸い持っていたのでお世話になりました。これを PC に入れてPCでFAT32フォーマットしてから NVR500 に接続すると認識されます。

4 HDD 容量上限は、FAT32 の場合 2TB です

ファイルシステムが、FAT32 と言うことは、1ファイルあたりの容量も制限されるし、接続可能な HDD 容量も制限されます。ファイルサイズは最大 4GB。パーティションサイズは最大 2TBです。

 

以上のような仕様/制限範囲で接続可能な USB HDD を探して接続することになります。

私のところでは、まず IO-DATA の手持ちの古い USB HDD を接続してみました。FAT32 でフォーマットしなおしてからですが、問題なく接続できました。この HDD は、容量が数百GBしかなかったため、新たに 2TB の 2.5″ HDD を USB HDD ケースに入れて接続する検討をしました。それで、次のものを2点づつ購入しました。

HDD

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USB HDDケース

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選定理由をは次のとおりです。

HDD:速度は重視せず、価格で勝負! リモート同期するので、データの冗長性は NVR500 で確保できます。よって信頼性なんかも考慮せず。

USB HDD:小型なので、簡単に取り外されてしまう可能性がある。よって、ロックがかかるものが良い。テンキーが付いていて、ロックコードを入力しないとアクセスできない仕組みです。ロックコードは、起動後1回入力すればあとは電源が切れるまでアクセス可能です。(後に、この仕様が違うことが判明します。10分アクセスがないとロックされるんです。困った~)

こんな理由でこれらの商品を選びました。2セット購入したのは、2拠点に1セットづつ置いて、リモート同期するためです。

ロックコードの設定も、解除も PC 接続は必要ではないので、NVR500 には持ってこいです。

今回は、ここまです。次回は、 NVR500 に USB HDD を接続できなかった?⇒できた? 話を色々と書いていきます。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その2 FAT32フォーマット


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ファイルサーバを2拠点で共有する ・・・ルータを越えて

1 拠点間をヤマハのルータのVPN機能で常時接続する

「1 拠点間を VPN で常時接続する」の中で、目的を3つ書きました。

  1. 2か所の事務所を VPN で接続する
  2. 電話番号を2か所の事務所で共用する
  3. ファイルサーバを2か所の事務所で共用する

この3番目を実現する話を書きます。この話はあまり難しい話ではないのですが、ハマると言えばハマるかもしれません。

ヤマハのルーターを超えて2拠点間でファイルサーバーを共用するには

まずは、構想/妄想の図を見てください。

右側の拠点Aにファイルサーバがあります。具体的には、CentOS 上に作った SAMBA サーバです。これは、拠点Aで元々使っていたサーバです。ずーっと使っていたので、設定も頭の中からは消えています。安定動作しているし。


NTTフレッツ光

このファイルサーバを、左の拠点B からも使えるようにしたいと言うのが目的の3番でした。

これを実現するためには、いくつか確認/設定や検討しなければならない事項があります。ここで書いている時点では既にわかっている事項ですが、図の構成を構築していた時点では1つ抜け、2つ忘れ…。てな訳で、ここで整理します。

  1. PC-B がファイルサーバを探せること
  2. PC-B からファイルサーバへの通信が通ること
  3. ファイルサーバが PC-B を受け入れること

抽象的な表現になりましたが、1つづつ説明します。

1 PC-Bがファイルサーバを探せること

Windows の世界(個人的には大っ嫌いです、Microsoft のネットワーク)では、ファイル共有は NETBIOS とか言うわけのわからないもので実現していました。現在は、基本的に NBT(NetBIOS over TCP/IP)というプロトコルで実装しているみたいです。嫌いなので、あまり勉強していませんが。エクスプローラーのアドレスバーで「¥¥サーバ」と入力するとそのサーバの資源が見れたりします。しかし、このサーバの名前から実際の IPV4 アドレスをどうやって探しているのかというと、それが NBT なんです。基本的にブロードキャストで探すのですが、同一セグメントしか有効ではありません。結局拠点内しか探せないと言うことです。

これを解決するには、WINS サーバを導入するか、lmhosts に登録するかどちらかです。規模が大きければ WINS サーバの導入が良いかもしれませんが、数台規模であれば、lmhosts で解決します。Windows の NBT の名前解決をするためののファイル名が lmhosts です。Linux/UNIX の /etc/hosts と基本は同じです。場所は、

C:\Windows\System32\drivers\etc\lmhosts

です。初期状態では無いので、同じディレクトリ内にある lmhosts.sam をコピーして使います。ちなみに、管理者権限が必要ですので、ご注意を。

ファイルをコピーしたら、メモ帳などで編集します。この時もメモ帳は管理者権限で起動してください。そして、ファイルの最後に次ぎの一行を追加します。ああ、最初に言ってませんでしたが、PC-の話です。

192.168.0.9    fs001

ファイルサーバの IPV4 アドレスとファイルサーバの名前/ホスト名を記述します。/etc/hosts と同じですね。これだけです。 これで、ファイルサーバの名前解決ができるようになります。

ちなみに、同じディレクトリに hosts ファイルもあります。なぜ分けているのか意味不明。だから Microsoft は嫌いです。同じでいいじゃん。

2 PC-からファイルサーバへの通信が通ること

lmhosts で名前解決ができたからと言って通信できるわけでもありません。ping でまずは疎通確認してください。ping が通らなければ、ファイルサーバの経路情報を確認しましょう。PC-は、192.168.2.0/24 のセグメントにいます。そこへの経路がサーバに入っていればOKです。確認は、netstat -r ですね。

# netstat -r
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags   MSS Window  irtt Iface
192.168.0.0     *               255.255.255.0   U         0 0          0 eth0
192.168.76.0    *               255.255.255.0   U         0 0          0 vmnet8
192.168.127.0   *               255.255.255.0   U         0 0          0 vmnet1
default         setup.netvolant 0.0.0.0         UG        0 0          0 eth0

この例では、default として、 NVR500 が動的に登録されています。 NVR500 のアドレスが、なぜか setup.netvolante になっていますが、なぜでしょ? これは良くわかっていませんが、setup.netvolante=ルータ-です。ルーターは、192.168.2.0/24 への経路情報を静的に登録してありますので、めでたく通信可能なことが確認できます。ルーターA の経路情報の話は、「6 拠点間をヤマハのルータのVPN機能で常時接続する VPN トンネル設定」を見てください。

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そして、次はルータのフィルターです。今回は、同じ社内の拠点間と言うことでたまたまフィルターはかけていませんので、そのまま通ります。フィルターの話も、「6 拠点間をヤマハのルータのVPN機能で常時接続する VPN トンネル設定」を見てください。

3 ファイルサーバが PC-を受け入れること

最後にファイルサーバ側の話です。これ、ちょいハマりましたというか、気が付かずに3日放置してしまいました。放置と言っても、他の仕事をしていたわけですが。SAMBA の設定ファイル /etc/samba/smb.conf を見てください。この中にこのような設定をしていました。

hosts allow = 127. 192.168.0.0/24

これは、受け入れるクライアントを自分自身と192.168.0.0/24 のセグメント内のホストに限定しています。このままだと、PC-B 192.168.2.20 からのアクセスは拒否されます。それで次のように変えました。

hosts allow = 127. 192.168.0.0/20

これで、192.168.0.0/20~192.168.128.0/20 の範囲のホストを受け付けます。これじゃ、やり過ぎじゃんと思う方は、下記の設定で厳密に拠点のセグメントを追加してください。

hosts allow = 127. 192.168.0.0/24 192.168.2.0/24

これで拠点の PC-から拠点のファイルサーバの資源にアクセス可能になります。もちろん、アカウントがある前提です。

今回は、ここまです。次回は、 NVR500 に USB HDD を接続してファイルサーバ化する話を書きます。

ヤマハのルータ NVR500をファイルサーバに その2 FAT32フォーマット


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7 拠点間をヤマハのルータのVPN機能で常時接続する・・・Internetアクセスの共用

6 拠点間をヤマハのルータのVPN機能で常時接続する・・・VPN トンネル設定

前回は、「6 拠点間を VPN で常時接続する VPN トンネル設定」で両拠点の VPN/IPIP トンネルで接続する方法を書きました。拠点間は、自由にデータのやり取りができるわけです。

今回は、拠点が、拠点Bを通して Internet にアクセスするための設定について書きます。この設定をすることで、拠点側ではプロバイダ契約が不要になります。

 

プロバイダ契約は不要と言ってもフレッツ光ネクストは絶対に必要です。お間違いのないように。

フレッツ光ネクストの乗換や新規申し込みは ↓↓↓ こちらからどうぞ。


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ヤマハのルータでInternetアクセスを共用する

ほとんどの設定は、終わっています。拠点のデフォルトルートはすでに拠点に向いています。

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拠点A NVR500 A

ip routing on
ip route default gateway tunnel 2
ip route 123.107.190.0/24 gateway pp 2
ip route 192.168.2.0/24 gateway tunnel 2
ip route 220.210.194.0/25 gateway pp 2
ip route 220.210.198.0/26 gateway pp 2
ip icmp log on
ip keepalive 1 icmp-echo 60 10 192.168.2.1

 

拠点Bもスタティックルートは出来上がっています。

拠点B NVR500 B

ip routing on
ip route default gateway pp 1 filter 500000 gateway pp 1
ip route 123.107.190.0/24 gateway pp 2
ip route 192.168.0.0/24 gateway tunnel 2
ip route 220.210.194.0/25 gateway pp 2
ip route 220.210.198.0/26 gateway pp 2
ip icmp log on
ip keepalive 1 icmp-echo 60 10 192.168.0.1

残る設定はフィルターです。拠点では、プロバイダ設定をした後、 VPN 設定をする前にはこのようなフィルタが自動で設定されていました。

ip filter 200000 reject 10.0.0.0/8 * * * *
ip filter 200001 reject 172.16.0.0/12 * * * *
ip filter 200002 reject 192.168.0.0/16 * * * *
ip filter 200003 reject 192.168.2.0/24 * * * *
ip filter 200010 reject * 10.0.0.0/8 * * *
ip filter 200011 reject * 172.16.0.0/12 * * *
ip filter 200012 reject * 192.168.0.0/16 * * *
ip filter 200013 reject * 192.168.2.0/24 * * *
ip filter 200020 reject * * udp,tcp 135 *
ip filter 200021 reject * * udp,tcp * 135
ip filter 200022 reject * * udp,tcp netbios_ns-netbios_ssn *
ip filter 200023 reject * * udp,tcp * netbios_ns-netbios_ssn
ip filter 200024 reject * * udp,tcp 445 *
ip filter 200025 reject * * udp,tcp * 445
ip filter 200026 restrict * * tcpfin * www,21,nntp
ip filter 200027 restrict * * tcprst * www,21,nntp
ip filter 200030 pass * 192.168.2.0/24 icmp * *
ip filter 200031 pass * 192.168.2.0/24 established * *
ip filter 200032 pass * 192.168.2.0/24 tcp * ident
ip filter 200033 pass * 192.168.2.0/24 tcp ftpdata *
ip filter 200034 pass * 192.168.2.0/24 tcp,udp * domain
ip filter 200035 pass * 192.168.2.0/24 udp domain *
ip filter 200036 pass * 192.168.2.0/24 udp * ntp
ip filter 200037 pass * 192.168.2.0/24 udp ntp *
ip filter 200080 pass * 192.168.2.1 tcp * 49501
ip filter 200081 pass * 192.168.2.1 tcp * 49502
ip filter 200098 reject-nolog * * established
ip filter 200099 pass * * * * *

自拠点のアドレス 192.168.2.0/24 に関してのフィルターが多数あります。これを、拠点も対象となるように書き換えます。緑の行です。拠点用のフィルターを追加しても良いのですが、横着してサブネットマスクを広げました。具体的な一例を書きますと、

ip filter 200003 reject 192.168.2.0/24 * * * *
   ↓
ip filter 200003 reject 192.168.0.0/20 * * * *

1行目の 192.168.2.0/24 を3行目の 192.168.0.0/20 のように変更します。4bit 分広げたわけです。192.168.0.0/20~192.168.128.0/20 までを対象にしたわけです。

ip filter 200000 reject 10.0.0.0/8 * * * *
ip filter 200001 reject 172.16.0.0/12 * * * *
ip filter 200002 reject 192.168.0.0/16 * * * *
ip filter 200003 reject 192.168.0.0/20 * * * *
ip filter 200010 reject * 10.0.0.0/8 * * *
ip filter 200011 reject * 172.16.0.0/12 * * *
ip filter 200012 reject * 192.168.0.0/16 * * *
ip filter 200013 reject * 192.168.0.0/20 * * *
ip filter 200020 reject * * udp,tcp 135 *
ip filter 200021 reject * * udp,tcp * 135
ip filter 200022 reject * * udp,tcp netbios_ns-netbios_ssn *
ip filter 200023 reject * * udp,tcp * netbios_ns-netbios_ssn
ip filter 200024 reject * * udp,tcp 445 *
ip filter 200025 reject * * udp,tcp * 445
ip filter 200026 restrict * * tcpfin * www,21,nntp
ip filter 200027 restrict * * tcprst * www,21,nntp
ip filter 200030 pass * 192.168.0.0/20 icmp * *
ip filter 200031 pass * 192.168.0.0/20 established * *
ip filter 200032 pass * 192.168.0.0/20 tcp * ident
ip filter 200033 pass * 192.168.0.0/20 tcp ftpdata *
ip filter 200034 pass * 192.168.0.0/20 tcp,udp * domain
ip filter 200035 pass * 192.168.0.0/20 udp domain *
ip filter 200036 pass * 192.168.0.0/20 udp * ntp
ip filter 200037 pass * 192.168.0.0/20 udp ntp *
ip filter 200080 pass * 192.168.2.1 tcp * 49501
ip filter 200081 pass * 192.168.2.1 tcp * 49502
ip filter 200098 reject-nolog * * established
ip filter 200099 pass * * * * *

あとは、拠点Aから Internet に行けるか確認です。google の DNS サーバ、8.8.8.8 などに ping を打って返ってきたらOKです。返ってこなければ、ルーターA、ルーターB、PC-のルーティングテーブルを確認してください。どこかにこぼれる原因があるはずです。そこになければ、ルーターA、ルーターのフィルタに引っかかっている可能性があります。ログのデバッグモードを有効にして確認してみてください。

今回の設定で一通りネット環境のベースはできあがりました。次回は、ファイルサーバの共用について書く予定ですが、ネットワークとはちょっと話題がずれてしまいます。

 

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